歴史的アーカイブ:2013-06-20

アナログシンセを復刻できないか、というKORG創業者の声から端を発し、玩具の様な掌サイズのアナログシンセサイザー monotron が出て、monotribeも出て.. そして今回、本当に35年前のMS-20を復刻してしまった。 オリジナルのMS-20の時代はシンセなんてとても買えなかった自分としては、今再び35年前のものに触れられる、ただそれだけでも価値のあるものと感じました。こんな事普通ありえません。普通のメーカーはこんな事しません、できません。 でもKORGはやってしまった。50周年記念なのかもしれませんが、世界中のシンセ好きの喝采を受けるのも無理もないです。もう音が良いとか悪いとか、そんなの関係ない、それぐらいの仰天の商品です。 多分、音楽制作現場から見れば今更アナログなんて不便なだけでしょう。この機械がプロの音楽制作にどれほど役に立つかも私にはわかりません。なにせ、単音で和音も出せず、メモリーもなにも出来ず、昨日と同じ音も再現するのが困難ですからね。 でもこの機械の存在価値は、昔のものがそのまま今手に入れられる、その事です。手に触れて、ノブを回して、音を作って. 昔を知ってる人はその音と感触を懐かしみ、知らない人は昔はこういう機械で音を出していたと、そいういう感慨に耽れる商品です。多重録音に使うもよし、ブイブイ言わして遊ぶもよし。 ユーザーが復刻を熱望していたわけでもないのに、発表されて仰天して、そして、発売されて良かった、買えて良かった、買って良かった、と思える商品は稀ではないでしょうか。 なお、余談ではありますが、アマゾンの初期出荷対応に関しては頂けませんね。此処にクレーム書くのもどうかと思いましたが、最近KORG VOLCAでも同じ事を繰り返しており、裏切られました。VOLCAは発売直前で一方的な注文キャンセル。入荷見込みもないまま予約だけ受付るという手口の様です。他のマーケットでなかなか出品が無いのは、入個数が見込めないから出品したくても出来ないのでしょう。アマゾンは入荷数の確約もないうちに無節操無制限に予約を募り、出荷できないのはメーカーのせいという言い訳。おかげで何十日もの待ち時間が無駄になったあげく、今から他店に予約入れてもそれこそ何時になるかわかりません。アマゾンにこの手の商品を予約で注文するのは考えものだと痛感。300円ぽっち
サイズも自分の思い通りで良いカスタムが出来ました。とても満足しています。