こもった音です
これまで、スピーカーを買う時はお店で試聴してましたが、このところ
外出する時間があまりとれないので、試聴せずに買ってしまいました。
Pioneerは歴史もある有名ブランドなので、大丈夫だろうと思ったのが
失敗でした。
最初に聞いたとき、あまりにこもった音なので、一瞬ツィーターが壊れ
ているのかと思いました。耳をあてて聞いてみると、ちゃんと音は出てい
ます。しかし、とても1台1万円を超える価格のスピーカーの音とは思え
ません。
ホワイトノイズを再生し、iPadのbs-spectrumというアプリで周波数特性
を測ってみました。高音部の特性は、8kHzから9kHzをピークとした山なり
で、やはり良い特性ではないことを示しています。(ちゃんとした測定器
ではないので、確度、精度の保証はありませんが、幾つかのスピーカーで
測った限りでは、それなりに信用できるツールです。)
仕様では40kHzまでと記されていますが、これはたぶん-30dBでの値かと
思われます。-10dBだと、おおよそ15kHzぐらいまでしか出ていません。
「おおよそ」と書いたのは、このあたりの特性がかなり暴れていて、鋭い
谷やピークがあるためです。まあ、谷やピークがあるということ自体、
あまり音質がよろしくない事を示しているわけですが。
念のため、カスタマーサービスに問い合わせてみましたが、要領を得な
い回答でした。結局、「納得がいかない場合は、修理に出してください。」
とのこと。たまたま不良品だった可能性もあるので、ダメもとで修理を依
頼しました。
ツィーターを交換して頂きましたが、やはりこもった音でした。
bs-spectrumでもう一度測ってみると、谷やピークの暴れは減っています
が、高音部全体として山なりな特性は同じでした。
つまり、この音は不良品ではなく、この製品本来の音だということです。
やっぱり、スピーカーは試聴してから買うべきですね。
パイオニア-Pioneer-S-31C-シリーズ3-センタースピーカー
乗る部分。全く思った場所で固定できず。。。
左右の高さを均等にするのはほぼ無理。
専用でプラハン(プラスチックハンマー)買いました。(イラッ!)