まずは、純粋にモバイルWi-Fiルーターとしての305ZT評価を。 一時期小型化ばかりが進んでいたモバイルWi-Fiルーターですが、ここ最近は「長時間化」の為に バッテリーサイズを大きくすることで端末自体も少々大きくなっている傾向にあります。 この305ZTも2700mAhという大きめのバッテリーを有して少し大きめの筐体になってます。 設定はタッチパネルのカラー液晶で解りやすいものですが、一部の評判通りタッチパネルの反応が鈍く 操作感の悪さに少し「イラッ」としますが、まぁ設定なんて頻繁に行うものではないので気にするほどの事ではありません。 かえって、この反応の鈍さのおかげで誤操作(誤作動)しにくくて良い場面も多々あります。 操作ロックスイッチもあるので安心感はありますね。 電源もこの手のモバイルルーターにありがちな「長押し電源ON」「長押し電源OFF」ではなく、スライドスイッチでのON/OFFなので 電源操作性はすこぶる良いと言えます。 本体カラーは「ラピスブラック」一色のみですが、塗装に特徴があります。 ゴム系?なのかシリコン系?なのかわかりませんが、特殊な弾性塗料が使われており傷が付きにくいものになってます。 自己修復塗料に近い感じの塗装なのでちょっと驚きましたね。 性能については意外にも良好であると言えます。 ZTE製(中国製)という事で少々なめてましたが、通信性能は極めて良好です。感度も良いです。 ただ、この機種の「売り」である、LTE・4G・3G・AXGP という4種回線対応なのですが、主としてLTEと4Gを優先接続としてるのか LTEと4Gで迷うような接続状況が見られます。 もちろんどちらも接続不可の場合は3Gとなるのですが・・・。 あと、まだ1回しか経験がないのですが、AXGPに接続したときは かなりの通信速度を体感できます! 4種回線対応なのに 手動切り替えで回線が選べないのが残念でなりません。 Wi-Fiについては、従来の2.4G規格であるb・g・nに加え 5G規格のacにも対応とありますが 実際には2.4Gと5Gの切り替え選択式になってます。 5Gモードだと「Wi-Fiスポット」での利用ができなるので、何故2.4G・5Gの同時通信Wi-fiにしなかったのかと不満があります。 分解してみて・・・ 分解してしまうと「保証対象外」となってしまいます