あると安心
他の購入者の方々のレビューを参考にさせていただき、精度があるものという認識で購入しました。
(価格が安いのはありがたいですが、正直なところ安すぎて大丈夫かなと?という印象もありました。)
届いてみて外観を見た第一印象は「やっぱりこんなものか」という感じでした。電池蓋が固くてなかなか開けられませんでしたが、一度開けてしまえば問題なく使えました。
キャリブレーション機能も付いており、私の使用環境では使用に関しては何の問題もなく使えています。これまではプレーヤーのバランスウェイトだけで調整していましたが、実際に測定器で測ると若干ですが誤差があったことが分かりました。測定精度を突き詰めていくときりがありませんが、私の再生環境ではこれで充分と感じています。
耐久性に関してはまだ判断できませんが、壊れてもまた購入すると思います。
電子制御プレヤーでは針圧が設定値どおり正しく制御しているかは実測するしかありません、
本品をマニアル(ウエイト回転目盛り)アームで検査するとピタリと一致、
電子制御アームではやはり設定値にズレがあり校正しました。
マニアルアームでは不要ですが往年の電子制御アーム機のオーナーには必需品です。
写真だけで見ると測定皿の位置が変に思えますが、
本品をターンテーブルに置いた時に測定皿がほぼレコード盤面となるよう考えられた測定器です。
5.0gの校正用分銅が付属ており何時でも簡単に表示値の校正ができ今後の長期間の使用も安心です。
購入して間もなく1年になります、測定台が水平でなく表示器側が低く端が高く斜めになっていることが
何で水平でないのと購入当初から気になっていたのですが、
恥ずかしながら最近気付いたのですがこの測定台の斜めに凄い技が仕込まれていました。
電子制御アームなど一部のアームではで針圧設定と同時にインサイドフォースキャンセラーも自動で掛かり
インサイドキャンセラーのみを0にできないアームがあります。このインサイドを0にできないアームの場合
測定台が水平だと測定台上で針先が外周方向に逃げます。
でも斜め測定台の本機をターテーブルの直径方向に置けば測定台は外周方向に高くなりインサイドフォースの
掛かった針圧も針先が外周方向に逃げることなく計れます(写真1と2)。
(横滑りを止めなおかつ針圧表示にインサイドフォース圧分の誤差を生じさせない絶妙の傾斜角です)
インサイドドフォースを0にできるアームの場合は本機をターンテーブルの接線方向に置けば良いです(写真3)。
簡単なアナログ的な発想ですがアナログプレーヤーを知った者しか作れない凄い技です。
ヘッドシェルも含めて計ることのできるやや大きい、500gまで計測可能な秤で代用しておりましたが、価格も安いので専用のこちらを求めました。作りは価格相応で決して高品質とは言えませんが、実用的には十分な実力を持っております。
電池と5gのキャリブレーション用の錘とソフトケースが付属しています。カバーを外して計測しますがカバーの内側に余裕がありますので、普段必要のない5gの基準錘をテープで貼り付けて収納しています。
※基本的な使い方は
中央のボタンが電源スイッチ左の[M]が「MODE」、右の[T]が「TARE」
◎白地に黒点マーク付近に針先を置くと液晶に質量(針圧)が表示されます。
◎[M]ボタンで測定単位を切替
◎0.00g点がずれている時に[T]ボタンを押下するとゼロg点が調整されます。
◎キャリブレーション操作
電源をONし 0.00g が表示される。 電源ボタンを押し続け[0] が表示されたら指を離す。
5.00g が点滅表示されたら付属の5gのウエイトを載せる。5.00の点滅が終わったらキャリブレーション終了。