D802C PROが少し味付け(内部でA/D→D/A→イコライザー処理→A/D→出力)された音なのに対し、 FX-98Eは味付けのないストレートな音で、元気にSC-T55SGの低インピーダンスのユニットを鳴らしてくれています。 内部で余分な変換処理がされていない分、音声入力に対するレイテンシも低く抑えられているため、 デジタルアンプながら相当額のアナログアンプ並みのダイレクト感を味わうことが出来ます。 (DSPなどが入っていると遅延が生じるため、AVアンプでは聴けないような音像が聴き取れます。) 音に対するザラつき(高音域の粒状間)もなく、金額的にも見た目・音に対する設計思想的にも 気に入りました。 裏面に入力ゲイン設定の為のディップスイッチがありますが、業務用途に加えポータブルオーディオ機器にも 使える親切な設計だと思います。(ボリュームが扱いやすくなります。)