○○○○兼用
使い始めて今年で7年。
皆さん口を揃えて言っているように良いものですが、既存の同業他社製
品に比べ、やや重く嵩張るのも事実です。
もっと言えば、アプローチで装備や他人を傷つけたりするのを防ぐだけ
なら、昔から山屋さんがやっているようにピックやブレード、スパイク
に布テープを巻くだけでいい(一番重さと嵩張りを抑えられる方法でも
あります)。
では、装備の重量と嵩と大型化を死ぬほど嫌う私が、なぜこの製品に5つ
星を与え愛用しているのか。
ピッケルとの組み合わせでペグを打ち込むハンマーとしても使うからで
す。(画像はイメージです)
晩秋~初冬にかけてのテン泊撮影山行で私がサイトにしたい場所は、気
象条件によっては設営面が氷化している & 雪が飛ばされて殆どないこと
がままあり、その場合ペグが容易には入らず、スノーアンカーも役に立
ちません。
本製品登場以前は、固い設営面に靴でペグを蹴り込んでいましたが、そ
のような強引なやり方ではペグが曲がってしまうことも多く、何より、
(雪山で壊れたら致命的なことになる)靴が痛む。
(石でペグを打てばいいではないかと仰る向きもあるでしょうが、地面
の氷化で「地球と一体化」しているため採取できない)
本製品導入以後、かのようなシチュエーションでは、軽量ながらかなり
剛性が高いMSR グラウンドホグ ステイクとのコンビネーションでテン
トを設営しており、以前比でかなり労力と危険※が減りました。
(※半ば氷化した地面で片足立ち・キックなんてするとスッテンコロリ
ンが怖い^^;;
12本爪アイゼン履いてればそのリスクも減らせますが、テントに穴を
開けそうでもっと怖い^^;; )
本製品の素材に使われている熱可逆性ポリウレタンは比較的丈夫なもの
とはいえ、このようなイレギュラーな使い方をしている限り、いつかは
壊れるでしょう。
(あくまで本物のハンマーじゃない代用品ですから、叩くときは無茶せ
ずコツコツコツコツコ(略
今のところはそれで破壊の兆候はありません)
が、いざブッ壊れたそのときは、エマージェンシーキットに入れている
キネシオロジーテープを(ピックやブレード、スパイクに)巻いて帰り、
また本製品を買えばいいだけです。
ハンマーがいくら効率よくペグを打ち込めるとはいえ、そのためだけに
アイスバイルを持って行くの