鉄筋コンクリート戸建てに住んでおり、無線LANがほぼ死亡している状態ですので、1階と2階でPLCを使って10年以上になります。今回、国内メーカーのPLCが停滞している中で、海外ではいまだに規格も新しくなりながら新製品が出続けているようなので、PLCの現状を知るべく中華なTP-LINKではなく、海外で評判のいい米TRENDnet製品を購入してみました。 結果はタイトルの通りでNTT西日本フレッツ光ネクスト隼のルータからLANケーブルで直接500AVに接続し、戸建て1階と2階の部屋で速度を計測してみると、休日の10-17時で平均25Mbps、最高36Mbpsを計測。24時を回った深夜時間帯に計測すると平均28Mbps/最高46Mbpsを計測。最初のレビューから数日後にPCを消し忘れていたのを深夜3時ごろに思い出し目覚め、思い付きで計測したところ55Mbpsでした。同じPLCを使っているとは思えない結果です。以前からL1/L2層を特に気にせず使っていましたが、驚きの結果で大満足です(おそらくL1からL2への接続です。分電盤で各ブレーカーを落として確かめれば早いですが、分電盤が古く、主要な部屋しか各ブレーカーに名前がふられておらず、誤って不必要な部屋のブレーカーを落としては家族に迷惑が掛かりますし、24時間稼働させているサーバーなどあるので諦めました)。 分電盤や配線以外の計測環境は、AV500はルータ側にはパナソニックの延長コンセント1m1口タイプでつなげ、2階も同じタイプ延長コンセント50cmで使用。AV500が共有する壁コンセント2口の片口には1階2階ともPA310の別売りノイズフィルターをそれぞれ1個使用しています。 国内メーカー品など買わずに最初からこれにしておければよかったです。電源ケーブルの配線環境が個人で異なるので、同じ結果にならないとは思いますが、我が家のような古い戸建ての鉄筋コンクリートで有線LANはわすのがめんどくさいというご家庭には現在国内で入手できる5000円前後のPLCでは最高の選択肢ではないでしょうか。おすすめです! 【2018年5月追記】 使用開始して1か月経ったので速度計測しなおしたりしましたが、特に変化なく好調です!ただし、筐体がコンパクトすぎるためかコンセント口のある面がほんのり熱を持っているので本格的な夏場対策と延命処置を兼ね