録音テストの音源は、Pioneer PD-70 SACD (Super Audio CD)のアナログ出力。これを本器のLine In 端子に接続。 Linn 及びVenus レーベルのSample SACD盤を数枚使用。録音モードは、WAV 192 kHz / 24 bit。( このモードでは、1GBメモリー当たり13分の録音となる。これは、32GBのSDメモリーで7時間だから十分である。) 結果は、素晴らしい。プロ用の本物。混り気の無い緻密で純粋な録音と再生ができる。試聴は、YAMAHA HS8 プロ用のモニタースピカーで原音の細部まで聞分けられた。Line入力でパソコンにダウンロードしたHi Res 音源を記録できるので、最高レベルのハイレゾ・プレヤーとしても使用できる。ライブのレコーディングは、SHUREのSM58, SM57とAudio-technicaのAT9943の3本のマイクをYAMAHA MG10XUF 10チャンネルミキサーと本機(いずれもAmazonより購入)とで行う予定。 使用上の注意点は、①電池寿命は取説によれば、新しいアルカリ電池を装着後2時間。実際には、モニター・ヘッドホンAudio-technica ATH-A1000Z を接続したままで約1.5時間であった。高性能の代償だと思う。予備の電池を忘れないようにしよう。②1 file 当たり約110 MB を上限としているので、約1時間のSACDが4個のfileに分割されて記録される。③再生の手順は、スマホの様に「シンプル」な操作系に改善を望みたい。