以前は三菱の型落ち50インチテレビにKenwoodのK-531を繋いでサウンドバー代わりにしていましたが、テレビのHDMI端子の不足を補うためHDMIスイッチャーを検討している最中に本品の存在を知りました。 Airplay、Chromecast、Bluetoothといった新世代のネットワークオーディオに加え、Phono端子装備により旧来のアナログレコードも扱えるという、まさにゆりかごから墓場まで。 CDプレーヤーは入力ソースこそ確保されていますが、もはや完全にオプション扱い。光学メディアの終焉をひしひしと感じられます。 スピーカーはこれまで使っていたKenwoodのK-531付属のスピーカーを流用。4、5000円グレードのスピーカーのせいも多分にあるとは思いますが、音質に関しては正直お値段以下という感は否めず、ピュアオーディオの観点では△。 しかしサブウーファーなしでも低音はきっちり出ているのでAppleTVで映像コンテンツを見たりPS4でゲームをする分には不満はありません。 本体のディスプレイとテレビにインポーズされる入力ソース名を自由に変更できるのは当然の機能ですが、リモコンには「BD・DVD」「CATV」などと書かれており、テレビの方でもそれに合わせた固定のアイコンが表示されるので、ゲーム機を繋げている自分としてはモヤモヤを感じます。 スマホでリリースされているアプリでも本体で設定した入力ソース名が反映されますが、わりと繋がらないことがあるので即刻アンインストール。 オプション扱いでもいいので、最近ソニーがリリースした電子ペーパーを利用した学習リモコンのような、拡張リモコンがほしいところ。 また、横幅435mmは明らかに大きすぎ。 ネットワークオーディオレシーバーという、新しいオーディオ機器が旧来の単品コンポの幅を頑なに守る必然性はないはずです。 全面左側に備え付けられているトーンコントロールつまみも、入力ソースによっては作動しないため、取っ払って幅を狭めたほうが効率的です。