非常に弾きにくくメンテナンスが必要でした
指板が乾燥して白くなっていたのでオイル添付、ついでにボディにも塗りました。
ネック若干純ぞりのため調整、弦高が高くサドルとナットの溝削り、それでもテンションがきついためエクストラライトゲージと交換。
かなり弾きやすいギターに変身しました。
一万以内でこの音量はなかなかとは思うけど
弦を強めに抑えると音程が微妙に上がったり
楽器全体のチューニングが甘かったりとやっぱり不満は出てきてしまいます。
インテリアとしてはおしゃれな見た目だけど
音重視の人にはあまりお勧めしません。。。
まずチューニングしてみたら、3弦が外れました。
スロテッドヘッドが気に入って購入を決めたんですが、ヘッド側の弦の処理が全部テキトーでしかも短く切ってあるので修正しずらかったです。
値段の割には高級感があります。音は弦を交換すればもっと良くなるかな?
フレット金属のヘリのバリ取りが甘いのか、左手の親指が(血が出るほどではないですが)傷だらけになります。鋭いところをやすりで削ってようやく痛くなく弾けるようになりました。音はとてもいいのでそこだけ残念です。
ハーモニーもしくはオスカー・シュミット、ワッシュバーン、スーパートーンなどの戦前パーラーギターを3本ほど所有したことがあります。
もう100年近くも前で、マーチンのような高級モデルではない通販チーピーが多いため、まともに弾ける状態のものはあまり残っておらず、よよく修復された1920年代のスーパートーンだけが驚くほど素晴らしい鳴りを持っていました。もちろん小さいサイズらしい、軽い響きです。他の楽器を買うために手放しましたが、買った価格より高く売れました。このアリアの「ミニアコースティック・ギター」は、ほぼ、こういった「安物戦前パーラー」の復刻に近いもので、ある意味貴重です。
こんなニューモデルはアメリカメーカーのどこを探してもありません。戦前マーチン以外、このサイズで音が深く響かないのは当たり前で、別に作りが悪いせいではありません。ピックでジャカジャカとストロークするとか、綺麗で伸びやかなフィンガーピッキング奏法をしたいなら避けた方がいいです。古いパーラースタイルにはそれに合った音楽があります。古いヒルビリー、ラグタイム、カントリーブルースといった、ベースをミュートして弾くスタイルにはびっくりするほどはまります。そういう意味でこれは特殊用途には抜群の性能を持っているギターだと思います。
雰囲気のあるギターです。
価格が価格ですから高級感などというより「雰囲気」これが大事なんです。
マットな感触と渋い色味、マーカーなしの指板、スロッテッドヘッド。
肝心の音はといえば結構まとも(失礼!)で、サイズ以上の大きな音でポロンポロンとよく鳴ります。チューニングもまあ合格点。
家ではTV見ながら爪弾いたりしてますが、BBQなんかに持ち出して余興に、旅のお供に、行きつけの呑み屋に置いといて誰かと弾いたり歌ったりとか・・・
そんなことにも使ってます。かわいいヤツです。