今までCDはDENONのdbt-1713udで聴いてきました。ユニバーサル機でありながら、音質にも定評があり、CDも充分良い音で聴けます。 この度、CD専用機を置けるスペースを確保したので、本機オンキョーc-7030を入手。 価格コムのレビューや手作りオーディオさんのクチコミを見て、CD専用機を買うならc-7030が最高だろうということで、ここ2年の最安値19000円台になるのを待っていました。 今年5月になってやっと19000円台になったので購入を決意。所有アンプも同社a-9050なので、3種類の出力(アナログ、同軸デジタル、光デジタル)から接続。 ゲーム音楽の名曲、TЁЯRA「華爛漫(はならんまん)」で音質比較してみました。 ①アナログ出力 junのボーカルが前面に出て、低域にスピード感がありベースラインもはっきり分かる。聞こえにくかった打楽器や高音域の楽器がはっきり聞こえるようになる。 オンキョー独自のVLSC効果のためか、全体的にはLPレコードのようなウォームな音質。c-7030付属のDACも良い物を使っていると思う。 ②同軸デジタル出力 聞こえにくかった音はより明瞭に出るようになるが、ボーカルやベースラインはあっさりした感じになる。全体的には透明感のある、滑らかな柔らかい感触。 クラシックの室内楽にはピッタリ合うと思う。ポップス、ロック系もしなやかさ重視で聴きたい時には良さそう。 ③光デジタル出力 光出力が同軸出力より良いという意見は聞いたことがないので、あまり期待してなかったが、ボーカルやベースライン、他の楽器も明瞭に出てきて立体感のある音質となった。ロック系などを熱く聴きたい時には良い。 というわけで、個人的な好みで言うと、同軸デジタル出力がいちばん良かったです。ただ、どの出力でもその差はわずかでオーディオに興味のない人が聞けば、その違いは全く分からないでしょう。 総合的にはアナログ出力での実直な音作りが印象に残りました。普通にアンプにアナログ接続しても充分な高音質です。個人的には単体でDACを導入しなくても良いと思いました。